一人ひとり歯医者さんに通う理由は異なります。歯が痛くなってから通院される方や、親知らずの抜歯で来院される方など様々です。歯医者は緊急性が高いほど来院されることが多いですが、一番は自分自身の健康リテラシーを上げることが重要です。医療情報を正確に伝えて健康が長持ちするように、患者様のお口の健康維持を手助けできればと思っています。

生涯長く歯を維持させるため、疾患や欠損の場合、多くの選択肢を提示できるように心がけています。歯の治療における経済性や機能性、審美性、心理面や生活面などを考慮して、患者様にとってのベストを選ぶ。あるいは患者様自身が納得したベストで治療することを一番に考えています。

歯科の分野は口周りの疾患に限定されていますが、口腔内だけの治療を診るだけでは、根本治療ができない可能性があります。口腔外科は、咬み合わせや基礎疾患、健康状態など歯科医療全般を診断し、適切な処置を行うことが必要です。
私たちは、歯を保つ、見栄えを良くする、正しく噛むことだけでなく、患者様が真の健康を手に入れられるように、対話をもって診療を行います。真の健康＝「当たり前の健康を持続する」ことを目指し、口腔分野から全身科医として総合歯科医療を提供していきます。

歯は一度削り、抜いてしまうと二度と元に戻りません。そうなる前に日頃から歯の状態を診断し、患者様にお伝えすることが歯科医師としての役割だと思っています。歯のコンディションを先読みし、早期発見・早期治療を行うことで、歯の生涯寿命を延ばすことができます。
治療した後は予防が重要です。歯のコンディションが今以上に悪くならないように、予防歯科を指導させていただき、生涯長く歯を維持できるように努めます。